深浅測量・水中調査の品質向上、効率化を目指す、㈱アーク・ジオ・サポート(AGS)の紹介
(取材日:H25年12月24日)


 当センターにて国土交通省の新技術情報提供システムNETISへの登録をコンサルティングさせていただいた“遠隔操作無人探査機(ROV)による水底部微地形計測システム”。
(NETIS番号:KTK-130002-A、NETISプラス番号:AC-130019-A)
 マルチビーム音響測深機ソナー(Sonic2024)をROV(遠隔操作無人探査機)に搭載して、水中での位置を把握しながら泳がせて水底の地形を計測するシステムである。
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 ROVに搭載するマルチビーム音響測深機ソナー(Sonic2024)を今回小型船に艤装し、とあるダムの堆砂状況を計測するということで、同行させていただいた。
 従来は、200mピッチの横断面を計測して堆砂量を算出するが、この現場では平面的な堆砂状況を把握したいということで、この技術が採用されている。

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 艤装した小型船が左写真だが、赤丸で囲っているポールは1本がRTK-GPS用アンテナ、他方がGPSアンテナとPHINS(動揺・方位センサー)であり、これで船の位置および動揺を把握している。
 GPSを取り付けた水面下には、右写真の「ソナーヘッド」が取り付けられている。ここから音波を多方向に発信し、反射波を受信する時間等により水深を計測する。表面に発生する波や、表面での光の反射等により測定誤差が生じる恐れがあるため、ソナーヘッドはある程度深い位置(水面-1m程度)に設置する必要がある。よって水深が浅い沿岸部には不向きである。
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 小型船に乗り込み、実際に計測しながら技術の説明をしていただいた。船の進む速度は、計測中とは言え意外に速い。毎秒2m程度だそうである。(左動画)
 右動画は、船上にて計測状況を管理するパソコンの画面を映しているが、リアルタイムで現状の船の位置、および面的な水深が色で表示される。

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 水深の浅い沿岸部は小型ゴムボートを活用した“C3Dによる極浅水域での3次元測深技術システム”(NETIS番号:KT-090015-V(設計比較対象技術))が活躍する。(左動画)
 このボートに艤装したソナーは発信した音波の反射波を受信する耳が6つあり、それにより水面下の浅い位置に設置しても、精度よく計測ができるそうである。

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 最後に、冒頭で紹介した“遠隔操作無人探査機(ROV)による水底部微地形計測システム”の泳ぐ姿を動画で紹介する。この技術に追加機能を実装した新技術もあるとのこと。濁った水中でも地形や構造物などが把握できるよう工夫したそうだ。いずれ是非取材したい。 メガネマーク

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