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一般財団法人先端建設技術センター WEB記事

ピンポイントで気象予測 お天気クラウド・工事現場の気象対策サービスの紹介 (取材日:平成27年7月29日)

 先端建設技術センターは、NETIS制度(新技術活用システム)に兼ねてより携わってきているため、不定期ではあるが、新技術を学ぶ場として勉強会を実施している。
 今回は、縁あって、2015年7月に登録された新技術「お天気クラウド・工事現場の気象対策サービス(KT-150026-A)」について勉強会を開催した。

 本技術は、いわゆる気象予測情報を提供するサービスであるが、これまでのサービスと異なるのは、開発にあたり建設会社のアドバイスを得ながら土木工事の安全施工、現場集中管理を意識し、迅速にどこでも最新の情報を現場事務所で得られるようにクラウドにより各種情報の提供を行っている点だ。
(左上:降水レーダー、右上:風予報図、下:気象予測図)

 今回の勉強会では、日本気象株式会社 平尾氏(写真右)、坂井氏(写真左)にお越し頂き、技術の概要説明と意見交換を行った。

 『お天気クラウド・工事現場の気象対策サービス』は、クラウド上のwebにおいて、全国の任意の場所における降雨、強風、落雷、台風、熱中症などの危険予測情報をwebで直接確認でき、それらの情報を本社、支店、現場にいる関係者にメール通知するというもので、10日先までの情報を3日目までは1時間単位、それ以降は3時間単位で、きめ細かに確認することができる。

 この技術の開発にあたり、一番拘ったところは、現場職員による操作のしやすさとのこと。そこで、観測したい現場の設定には、google mapを利用し、独自開発のプログラムを提供することで、地図上で現場の位置を直接指定できるようにした。さらに気象予測は最小1kmメッシュで絞り込むことができるので、天候変化に伴う短期的、中期的な対策を講じることができる。
 また、高さ方向(高度別)の風予測もできるので、高層ビル建築現場でのクレーン作業時の判断にも使うことができそうだ。

 予測結果は、地図形式、表形式で表示することができ、さらにしきい値(例えば、1時間降水量10mm以上)を塗りつぶすように設定すると、上記の様に10日の範囲で対象日時を塗りつぶして表示することができるので、現場での資材発注やコンクリート打設等の調整、判断に使えそうである。

 意見交換会では、『登録が簡単なので、現場に導入しやすい』、『月額、それくらいの費用であれば、現場で負担しやすいのでは』、『様々な設定が簡単にでき、詳細な情報がすぐに得られる』といった前向きな意見と、『現場代理人、支店、担当者等、その担当者の役割に応じて、アラートメールの受信頻度や送信内容を設定した方がよい』といった実際の現場での運用を想定した場合の意見もあった。
 『本システムは現場のために開発した。今日貰った意見も参考に、今後も現場の意見を取り入れながら、さらにシステムの使い勝手を高めていきたい』と熱く平尾氏は語っていた。

 本日、紹介頂いた「お天気クラウド・工事現場の気象対策サービス(KT-150026-A)」は、お試しではあるが、1週間無料で機能を全て体験できるとのこと。
クラウド型のサービスであり、実際の利用開始時の登録の手軽さもウリの一つとのことなので、是非、読者の皆さんも試してみてはどうだろうか。
筆者も今度、出張や旅行で遠出する機会ができたら試してみたい。

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