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一般財団法人先端建設技術センター WEB記事

耐震性能に優れたボックスカルバート継手「TB工法(タッチボンド工法)」の紹介 (取材日:H25年12月18日)

TB 工法(タッチボンド工法)とは、ボックスカルバートの接合に高弾性接着剤を使用することにより、連続性と水密性を確保しつつ、レベル2 地震動に対応可能な水路や通路等の管路を構築できる耐震継手工法である。
当センターにて建設技術審査証明を取得しており、NETIS 及びNETIS プラスDB にも掲載中である。
(NETIS 番号:KK-070004-V、NETIS プラス番号:AC-120002-V)
この度、とある工事現場にお邪魔し、TB 工法(タッチボンド工法)の施工状況を見学させていただく機会を得た。
建設技術審査証明とは?

 まずは、継ぎ手部を確認する。左写真の青い部材はシール材であり、高弾性接着剤が漏れないよう型枠代わりに使用している。四隅に赤丸で囲った部分はジョイントバーと呼ばれるものであり、この出っ張りを右写真のソケットに挿入し、所定位置に接続するために設けられている。

 ジョイントバーをソケットに挿入するためには、ボックスカルバートを横移動する必要がある。通常は、均しコンクリートにアンカーを設置し、それを反力にしてジャッキで押し込む。
※画面をクリックすれば、動画が起動します。

 この現場のように形状が比較的小さい場合は、レバーブロックでも十分引き寄せ可能である。

 この工法のキモとなる高弾性接着剤は、左の写真のように、白色(エポキシ樹脂)と黒色(変性シリコーン)の2つの液体を現場にて混ぜ合わせて使用する。右は攪拌状況の動画だが、しっかり混ぜ合わされたことが色でわかるよう、わざわざ2つの液体を着色したらしい。(灰色になれば攪拌完了)
※右側の画面をクリックすれば、動画が起動します。

 左は高弾性接着剤の注入状況。一人で作業が可能である。上からの注入でも、隙間なく四方に接着剤が行き渡ることが、右の動画で確認できる。
※画面をクリックすれば、動画が起動します。

 当センターにて建設技術審査証明を取得する際には、有識者委員立会いのもと、大型モデル(H=3100mm)でも高弾性接着剤が充填可能なことを確認した。5年も前のことだが、筆者も事務局として、当日立ち合わせていただいた。

 新たに、ボックスカルバートの内部から高弾性接着剤を充填できるコーキング工法も開発している。接着剤の比重を小さくして、壁部や天端部にコーキングしても垂れ落ちしないように工夫している。(右動画参照)
※画面をクリックすれば、動画が起動します。



 施工完了部の写真。(左写真)
曲げ変位が発生しても、接着剤が伸びることにより追随可能である。(右上動画参照)
右下は、当センター部長に技術説明をする開発者の岸 秀樹氏。“こういうものがあればいいな”という発想だけで開発に着手したが、今では海外からも問い合わせが来ているとのこと。行動が大事であることを改めて感じることができた。
※右上の画面をクリックすれば、動画が起動します。

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