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一般財団法人先端建設技術センター WEB記事

遠隔操縦式水中バックホウの見学会に参加しました。(取材日:H25年12月3日)

 水の中に入っている黄色い物体(写真左)をクレーンで吊り上げると、大きな重機が出てきた。(写真右)
 これは以前にも当サイトで紹介した水中バックホウである。アタッチメントは吸引式ロータリーカッターであり、土砂の浚渫に使用するものだ。

 今回は、東亜建設工業㈱から、この水中バックホウの見学会にお招きいただき、参加させてもらった。当日は、国土交通省の方や、東京大学の学生なども見学していたそうである。

 東亜建設工業㈱の水中バックホウの特徴は、遠隔操縦式を採用している点である。船上に配置した操作室にある遠隔操縦装置より、通信ケーブルを介して水中にあるバックホウを操作する。


 この遠隔操縦装置、体感式というものであり、なんとバックホウの動きに合わせて運転席も動く。左の動画はバックホウがゆれるようにわざと角材の上で機械を動かしている。右の動画はそのときの遠隔操作状況である。運転席がゆれているのがお分かりであろうか?
※画面をクリックすれば、動画が起動します。

 運転席がリアルに傾くと同時に、モニターでも機械の姿勢が表示されている。

 水の中で浚渫作業をするとどうしても水が濁り、通常の光学式水中カメラでは視認しにくくなる。そこでバックホウ本体に複数の音響ソナーと音響カメラを装備している。
 この音響カメラにより、音波の反射時間差をもとに立体画像をリアルライムに表示。これを目安に作業できるようにしている。

 視認性を確認するため、ハシゴにタイヤをくくりつけて沈めてみた。(写真左下)
 写真右のモニターには、沈めたタイヤと、浮桟橋を支えている杭(写真左上の赤丸箇所)の水中部が明瞭に映っている。

 当日はデモ画面も用意されていたため、動画にてお届けする。モニター左下の画像は魚が泳いでいることよくわかる。また、右下の画像も配管からのガス漏れが見事に表現されている。
※画面をクリックすれば、動画が起動します。

 左写真が東亜建設工業㈱の泉氏。以前、東北大学の高橋教授とのコラボレーション技術を当サイトにて紹介した。http://netisplus.net/news/20130906/
 右は、極東建設㈱の淵山氏。この会社も以前、水中バックホウの記事で紹介している。
http://netisplus.net/news/20130607/

 この2社につながりがあることを、筆者は全く知らなかった。世の中、どこで誰と会うかわからないものである。

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