NETISプラス

一般財団法人先端建設技術センター WEB記事

「過去のNETIS担当者を訪ねて~担当者が語るNETISの当時~その①」を掲載しました。(取材日:H25年5月14日)

 先端建設技術センターはこのNETIS制度(新技術活用システム)に従前より携わってきた経緯より、これまで実にさまざまな国土交通省のNETIS担当者と一緒に仕事をさせていただいている。そこで、当時の担当者を訪問し、ちょっとしたエピソードや制度に対する当時の考え等をご紹介していこうというのが今回の企画である。
 写真は、兵庫県神戸市にある兵庫国道事務所。現在ここに勤務する矢野 公久氏を訪ねた。
 矢野氏は平成18年4月から平成21年3月までの3年間、本省総合政策局建設施工企画課(現:公共事業企画調整課)の施工調査係長として、NETIS業務を担当していた。

 ACTEC)当時の業務内容をお聞かせください。
 現在の新技術活用システムが本格運用される直前に、本省の新技術担当となりました。ちょうど本格運用するための実施要領をまとめる時期であって、運用ルールを含めた制度の細かい部分を決めていくことが主な業務内容です。

 本格運用直後は、各地方整備局等から電話やメールによる運用上の問合せが頻繁にあり、その対応に日々追われました。今だから言えるのですが、問合せの都度担当者間で話し合ってルールを決めていたということも多々ありました。それだけ、新技術活用の新しい制度が注目されていた時期でした。

 ACTEC)当時の苦労話は?
 実は、平成10年度の新技術活用の開始時期にも本省で新技術歩掛を担当していたので初めてではなかったのですが、この新技術活用システムを理解するにはかなり時間を要しました。

 また、実施要領をまとめる際には各地方整備局等の担当者から数百もの意見が提出され、夜を徹して回答を作成しました。
 2台のプロジェクターを用意し、先端建設技術センターを含めた担当者全員で映しだされた片方の実施要領の原案を見ながら、提出された意見をもとにもう片方の原案を修正していく。そんなスタイルを取りながら作業をしていると、いつの間にか朝、ということが何度もありました。
 自分たちで新しい制度をつくる、そういった意気込みがあったから乗り切れたのかもしれません。

 ACTEC)最後に一言お願いします。
 新技術活用システムは本格運用が開始される平成18年度以前にも、さまざまな制度改正が繰り返されています。それは、その時代特有の課題があり、それをひとつずつ解決してきた歴史でもあります。
 現在も制度上の課題を抱えていることと思いますが、今一度その歴史を振りかえり、時代時代の考え方などを整理すると、課題の解決策を検討するうえでの参考になるかもしれません。
 時代の要請により発注方式も変わってきている今、国の事業として新技術活用をどのように活かしていくか?NETIS制度の理念みたいなものを再整理する時期なのかもしれませんね。
聞き手:(一財)先端建設技術センター 技術調査部 部長 森下 博之  NETISプラス編集長 石丸 慶三

NETISプラスについて


Copyright © 2014 Advanced Construction Technology Center. All Rights Reserved.